こんにちは。手すり職人の はっしーです。
よくこんなことを言われます。
「補強板付ければどこでも手すり付けられますよね」と
確かにおっしゃる通りです。
ですが、まず補強版がしっかり付けられればの話です。
考えてみてください。
補強板はどうやって付けるのか・・・
それは手すりと同じ壁の中の下地を狙って留め付けます。
【失敗しない手すり工事】下地の探し方・見極め方【木造編】動画ありで解説していますが、
下地がないと補強板自体も付けられません。
ここでは補強板を付ける時に注意しなきゃいけない点と、ちょっとしたテクニックを紹介します
ので、よかったら最後までご覧くださいませ。
補強板を付ける時はここを見よう
補強板を付ける時一番注意しなければいけないのは、
「入隅の正面に下地があるかどうか」です。
が、大体ありません (^^;)
いつも困っています。
でもいいやり方がありますので、よかったら試してみてください。↓
ちょっとしたテクニック
ブラケットなら入隅用の斜めにビスを打てるものがあります。
これをヒントに同じように補強板も付けています。
1.皿取錐(さらとりきり)で穴開け
後でビス隠しのカバーを差し込むので、3mmくらい隙間をとります。
2.斜めに下穴を作る
補強板の裏面に貫通するように角度を決めてください。
補強板の側面に貫通してしまうと、カバーを差し込んだ時ビスが当たってカバーが差し込めなくなります。
3.ビスを締める
スリムビス90mmでだいたい下地に届きますが、ダメな時はコースレッド120mmを使うこともあります。
ビスは半ねじで下地に届かないと後から抜けなくなってしまうので、全ねじを使うとこんどは木が割れてしまうし、この辺りでいつも苦労します。
4.カバーを付ける
こんな感じです。
まとめ
トイレに手すりを後付けることがすごく多いのですが、大体手すりを付けたいところに下地がないです。
なので補強板の出番が多くなります。
ですがコストも高くなるし、施工手間もかかりますので、まずはどうやれば補強板を使わないで、ご希望の場所に手すりを付けられるかよく考えます。
壁の強度不足と判断した場合は補強板をお勧めしますが、それ以外の理由で補強板を使うのは最終手段だと私は思っています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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